欧米では、当たり前のように歯医者さんに通う習慣があります。
就職や昇進の際にも歯の綺麗さが判断基準になり、そういった背景からも気を遣っている欧米人が多いようです。
それに対して日本人は歯に対する意識が低く、日ごろからのメンテナンスの重要さを理解していない人が多いです。
「まだ私は大丈夫」、なんて他人事ではありません。
歯周病やむし歯のリスクを考え、歯医者さんに通いたくなる感覚を養いましょう!
1. 成人の8割が歯周病?!
歯と歯肉の間にたまったプラークをそのままにしておくと、歯周病の原因になります。
出血したり口臭が気になったりすると、歯周病のサインかもしれません。
また、プラークを放っておくと歯石になります。歯石は歯磨きでは取れないため、プロによる除去が必要なのです。
日本臨床歯周病学会によると、30歳以上の成人の約80%が歯周病にかかっているそうです。この数値から、他人事ではないということが分かりますね。
2. 歯周病は歯磨きだけじゃ防げない

歯周病がどんどん進行していくと、歯ぐきの炎症が進み、歯周ポケットが深くなります。
そして歯がぐらぐらしてきて、最終的に歯を抜かなければならないことに…。
歯磨きでは取れない歯石が原因で抜歯になるなら、歯医者さんに駆け込みたくなってきませんか?
さらに歯周病は、心臓病、脳卒中、糖尿病を引き起こす原因にもなってしまうのです。これは恐ろしい事態。なんとしてもそれは避けたいですよね。
3. むし歯が悪化すれば長期戦の治療になってしまう
むし歯は砂糖の摂りすぎや、歯磨きが十分にできていないとなるものですが、症状が神経まで進行していると、根管治療といわれる神経の治療や、最悪抜歯になることもあります。
奥歯は磨きにくく、むし歯の発見も自分ではなかなかできません。
定期的にメンテナンスをしていれば、むし歯があったとしても早期発見ができて、簡単な治療で済むはずです。
また、むし歯予防にはフッ素が良いといわれています。
フッ素入りの歯磨き粉を買ってホームケアをすることも大切ですが、より効果的にフッ素塗布をしてくれるのも歯医者さんの良いところです。
4. 予防歯科で痛みなし&安い治療費でいいことづくし!
予防目的で歯医者さんに通うといいことづくしです。
症状の早期発見で痛くない治療ができ、簡単な治療で時間もお金も節約できることでしょう。
“からだの健康はお口から“という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
たしかに口から栄養を摂るわけですから、とても納得のいく言葉ですよね。
年をとっても、健康な歯で美味しいものをたくさん食べたいものです。
手遅れになる前に、賢く歯医者さんに通いましょう!