夏は冷房病(クーラー病)に注意!原因や自分でできる対策法をご紹介
暑い夏を乗り越えるのに欠かせない冷房。
しかし、冷房によって屋外と室内の温度差が大きくなることで体調を崩しやすくなります。
今回は、そんな冷房病(クーラー病)の原因や簡単にできる対策法をご紹介します。
冷房病の原因とは?
冷房病は、屋外と室内の温度差によって自律神経のバランスが乱れることで起こります。
自律神経とは内臓や血管などの働きを調節する神経で、通常自律神経のバランスは保たれています。
しかし、冷房によって屋外と室内の温度差が大きくなることで自律神経のバランスが乱れ、血行不良や内臓の働きが悪くなるなど様々な症状が現れます。
冷房病の症状とは?
冷房病になると次のような症状が現れます。
・頭痛
・体の冷え
・だるさ
・疲労感
・めまい
・肩こり
・腰痛
・むくみ
・下痢
・便秘
・月経不順
ただ全ての症状が見られるわけではなく、人によって症状が異なります。
冷房病の対策法
冷房病は様々な症状を引き起こすため、予防することが大切です。
そこで今回は、自分でできる対策法を5つご紹介します。
1. 冷房の風を直接体に当てない
冷房の風を直接体に当てると体温が下がり、冷えの原因になります。
そのため、風が体に当たらないように風向きを調整することが大切です。
もし風向きを調整できない場合は、カーディガンやストールなどを使って体が冷えないように工夫しましょう。
2. 室内と屋外の温度差を5℃以内にする
室内と屋外の温度差が5℃以上になると、自律神経が乱れやすくなると言われています。
そのため、なるべく温度差が5℃以内になるように冷房の温度を設定しましょう。
3. 冷たい食べ物・飲み物を避ける
夏は冷たい食べ物や飲み物をとりたくなりますよね。
しかし、冷たいものをとり過ぎると体が冷え体調不良につながる可能性があります。
冷房が効いたところではなるべく温かいものをとるように心がけましょう。
また、ショウガやニンニク、トウガラシなど体を温める作用がある食べ物をとるのもおすすめです。
4. 軽い運動で体温を上げる
冷房が効いた部屋に長時間いると、血流が悪くなり冷えやむくみの原因になります。
とくに仕事などで同一姿勢が続く場合は、1~2時間おきに少し歩いたり軽く体を動かしたりしましょう。
そうすることで血流が改善し、体の冷えを防ぐことができます。
5.湯船に浸かって体の内側から温める
暑い時期はシャワーで軽く済ませがちですが、冷房病を防ぐには体をしっかり温めることが大切です。
シャワーでは体の表面しか温まらないため、湯船に浸かって体の芯から温めましょう。
夏バテを乗り切る体作り
暑くなると体がだるくなったり、食欲がなくなる人が多いですよね。
夏バテと呼ばれる上記の症状ですが、原因は暑さだけではありません。
今回は夏バテについて、原因と対策をまとめてみました。
暑い夏を健康的に元気に過ごせるよう、ぜひ最後までご覧ください。
夏バテになる主な原因
夏に体調を崩しやすい原因は暑さに加えて、湿度の高さにあります。
本来人間の体は暑くなると汗をかいて、体温を調節します。
しかし、湿度が高いと汗が気化しにくくなり、体温調節が上手くできず体がだるくなります。
このように、高温多湿になる日本の夏は、夏バテになりやすいようです。
また、気候以外にも水分・栄養不足、自律神経の乱れも夏バテの原因といわれます。
夏バテ対策で実施したい3つのポイント
夏を乗り切るためのポイントを3つ紹介します。
- 質の良い睡眠をとる
夏は夜でも気温が高く、寝苦しく感じる人も多いでしょう。
体温は1日の中で変動していて、睡眠前は体温を下げて就寝準備に入ります。
しかし、夏は体温が下がりにくいため寝つきが悪いようです。
睡眠不足になると、前日の疲れが残ってしまったり頭痛が起きたりするため、夏バテになるとされています。
就寝前にクーラーをつける、通気性の良い寝具を使うなど、質の良い睡眠を心がけることが大切です。
- 適度な運動・汗をかく
普段運動をしない人も、夏こそ適度に体を動かすことがおすすめです。
散歩レベルのウォーキングやストレッチをするだけでも、基礎代謝が上がり夏バテしにくい体作りができます。
また、汗をかかないと体に熱がこもるため、適度に汗をかくことも大切です。
夏はシャワーで済ます人も多いと思いますが、湯船に使って汗をかくことも夏バテ予防に効果的です。
- 水分・栄養を意識的に摂る
夏は水分不足になりやすいため、こまめに水分補給をするように心がけましょう。
特に睡眠や入浴の際は、知らない内に汗をかいています。
また、夏はさっぱりとした味覚に偏り、栄養バランスが崩れてしまいます。
特にミネラルやビタミンが不足しやすいため、意識して摂取すると夏バテ防止になります。
夏バテが起こる原因と3つの対策を紹介しました。
この記事で紹介した内容をまとめると下記の通りです。
高温多湿により夏バテが起きる
生活習慣を整えることで夏バテを防止出来る
暑い夏を乗り切るための参考になれば幸いです。
まとめ
冷房病は、屋外と室内の温度差によって自律神経のバランスが乱れることで起こります。
頭痛や冷え、疲労感など様々な症状を引き起こすため、未然に防ぐことが大切です。
冷房病を防ぐには、しっかり温度調節をして体を冷やさないようにしましょう。