腹痛や頭痛、カラダのだるさやイライラなど、生理期間はいつも以上にナーバスになるため、穏やかに過ごせる方法はないかと悩んでいませんか?
生理中の心身とお肌の不調は、仕事やプライベートの楽しみの支障になってしまうこともあるため、早めにココロとカラダを穏やかに維持する方法を押さえておきたいもの。 今回はツライ生理中も安らかに過ごせる、ココロとカラダに効く3つのメンテナンス法をわかりやすくお伝えしていきます。
生理中のイライラ、腹痛の不調はなぜ起こる?
生理が始まるまではアクティブに、ストレスを感じずに過ごせていたのに、生理が始まるとココロもカラダもどんより、さまざまな不調が出てしまうのはどうしてなのでしょうか?
生理中のイライラや腹痛、頭痛の不調の原因と、意外に知られていなかった生理期間の良い影響をまとめてみました。
プロスタグランジンによるもの
生理中は、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、この過程で子宮が収縮運動を繰り返して痛みを誘発するプロスタグランジンという物質の分泌が過剰になります。 痛みをもたらすプロスタグランジンの分泌が増えると、自律神経やホルモンバランスが常に緊張した状態となるため、イライラや不安感、頭痛や腹痛などの不調が起こりやすくなるのです。
生理中はデトックス期間でもある
生理中はこれまでとは違ったデリケートな心身・お肌状態に変わってしまうため、ネガティブなイメージを持つことが多いでしょう。
実は生理中は、体内の老廃物や毒素を流す、デトックスの期間とも言われているんです。
生理前は余分な老廃物や水分を溜め込む女性ホルモンのひとつ、プロゲステロンの働きが過剰になっています。
ですが逆に生理が始まると不要なものを排出する役割のある、エストロゲンの働きが活性化し、デトックスにアプローチできるのです。
生理期間を笑顔で乗り越えよう!カラダとココロに効くメンテナンス3選
マイナスイメージばかりだった生理期間も、デトックス作用が活きるこのタイミングを逃さず、ココロとカラダに効くさまざまなメンテナンスを施しておくと、軽やかさと癒しの気分・体調が取り戻せるようになるはず。
ここからは、産婦人科医や美容家も推奨する、生理期間を穏やかに過ごすためのココロとカラダとメンテナンス法3選をご紹介していきます。
1 ハーブティーのすすめ
生理中の痛みや不快感は、できることなら薬を使わず、ナチュラルな方法で対処したいと思う女性も多いのではないでしょうか?
生理中のナチュラルなメンテナンスにおすすめなのがハーブティーで、ノンカフェインややさしい香りによって癒しやデトックス作用を高めるタイプがいくつも存在しています。
・ラベンダー:生理中のイライラ、神経の高ぶりを鎮静化する
・ルイボス:カラダを温め、代謝のUPやアンチエイジングに役立つ
・カモミール:ふんわりやさしい香り、カラダのめぐりを活性化する このようなハーブティーを上手に活用して、カラダの内側からの癒しや痛みの緩和にアプローチしていきましょう。
2 読書や映画、音楽鑑賞など好きなことをして過ごす
生理期間中はホルモンバランスや自律神経にかかる負担が大きくなり、心身・お肌ともにデリケートな状態に変わっています。
この期間は決して無理をせず、自分をいたわる期間という意識を持ちながら、
・好きな音楽を聴く
・心が休まる映画を観る
・読書をして気持ちを落ち着かせる
といった、自分にとって安らげる趣味を楽しんでみましょう。
また、食べ過ぎに気を付けておけば少量のスイーツや脂質を含む食べ物を摂ることも生理中の気分転換になります。
生理中のイライラや痛みは、リラックス時間を設けることで安らぎのホルモンとよばれる副交感神経が優位に立ち、血管の拡張からデトックスや冷えの緩和にアプローチできますよ。
3 フットバスでリラックス
生理期間中はゆっくりとお風呂に入ることに抵抗を感じる女性も多いのではないでしょうか?
シャワーだけの入浴で済ませてしまった日でも、フットバスならいつでも手軽に行うことができ、カラダ全体の保温にアプローチできます。
足の裏には血管やリンパ管、神経が細かに存在しているため、フットバスをすることによって血液やリンパのめぐりが活性化し、全身がじんわりと温まってきます。
生理期間中は自律神経やホルモンバランスの乱れで体温調整が上手く働かず、冷えを感じやすい時期でもあります。
お気に入りのバスオイルやミネラルたっぷりの塩をひとつまみ入れるフットバスを、スキマ時間に試しながら、じんわり温まるリラクゼーション効果を感じ取ってくださいね。
おわりに
ちょっぴり憂鬱で仕方のなかった生理中も、意外にココロ穏やかに過ごせるアイディアがいくつも存在しているんですね。
生理期間をどんよりとダラダラ過ごしてしまうより、ココロとカラダに効くメンテナンス法を取り入れると、生理後も軽やかなコンディションを維持することができるはずですよ。