真夏のような陽気になることも多いこの季節、髪のパサつきやお肌の乾燥が気になるのは、エアコンの長時間使用が原因かもしれません。
心身を心地よく保つためのエアコンでも、長時間使い過ぎてしまうと髪とお肌によくない影響を与えて、パサつきや乾燥によるダメージが著しくなる心配も…。
今回はエアコンの長時間使用が髪とお肌によくない理由や、上手な使い方、うるおいを取り戻すセルフケアのコツについてお話ししてみたいと思います。
長時間のエアコン使用に要注意!髪とお肌への影響とは?
暑さが厳しくなるこれからの季節は、エアコンのフル稼働が常になりますが、冷風に髪やお肌が晒され続けると、次のような心配な影響が出やすくなってしまうのです。
血行不良による髪とお肌のトラブルが出やすくなる
長時間エアコンの冷たい風に、お肌と髪が当たってしまうと、皮膚が冷えて血行が悪くなります。
そもそも血行は、
・毛根に栄養を届けて抜け毛を防ぐ
・老廃物、毒素を流す
・血色の良い健やかな肌色を保つ
・ターンオーバーや新陳代謝のサイクルを助ける
という役割があるため、エアコンの長時間使用で頭皮や皮膚の血行が妨げられるとくすみや抜け毛が起こりやすくなってしまうのです。
うるおい不足になる
健やかで美しいコンディションのお肌と髪は、たっぷりのうるおいを保持していることが外せない条件と言えます。
エアコンの冷風は、大気中の空気や風のように水分や湿気を含まない機械的に変換された性質があるため、髪と頭皮のうるおいを根こそぎ奪って乾燥ダメージがひどくなります。
乾燥は髪の栄養不足や頭皮環境の乱れ、お肌にはシミやシワ、肌荒れなどさまざまなトラブルのもとになり、エアコンを使いすぎるたびにこの影響が強く出てしまうのです。
エアコンのダメージからお肌と髪を守る!上手な使い方をチェック
暑さが厳しい毎日は、心身の健康を守るためにエアコンの使用が常になるため、ダメージからお肌と髪を守ることの両立が難しく感じるでしょう。
ここではそんな悩みもまるごと解決できる、エアコンを使いながらでも髪とお肌への影響を少なくする、使い方のポイントをまとめてみました。
場所移動や送風口の角度を調整してみる
オフィスやお家の中でもフル稼働のエアコンが常の場合は、髪と頭皮に冷風が晒され続けないよう、
・エアコンから離れた場所に移動する
・送風口の角度を変える
ようにするとダメージを最小限に抑えることができます。
またエアコンは温度設定が低ければ低いほど水分や湿気を一切含まない乾燥した冷風が出てしまうため、温度設定を高めに調整してみましょう。
エアコンと加湿器を一緒に使う
エアコンのフル稼働で乾燥した室内にうるおいを補うために、加湿器を一緒に使うよう工夫してみましょう。
加湿器をエアコンと一緒に使うと、冷風によって不足・減少してしまった空気の水分・湿気を補うことができ、髪と頭皮へのダメージレスにつながります。
こまめな換気を行うこと
エアコンを使っている時は、こまめに換気を行うことで外の大気の空気や水分を含んだ風を入れ込むことができ、気分転換にもアプローチできます。
エアコンの長時間使用は空気の乾燥によってお肌や髪がダメージを受けるばかりではなく、皮膚が冷えて体温が低下し、免疫力や代謝のダウンにつながるため、換気をしながら室内の環境を整えるよう工夫しましょう。
エアコンダメージから髪とお肌を守る!セルフケアのコツは?
エアコンの長時間使用は髪とお肌に保持されていたうるおいが奪われてしまうため、乾燥ダメージが進行する前に次のセルフケアを習慣づけておきましょう。
ブラッシングをする
エアコンの長時間使用で髪のパサつきが気になる時は、ブラッシングをすることがおすすめです。
その理由は、ブラッシングの刺激によって頭皮の血行が促進され、毛根に栄養が届きやすい状態に整ったり、頭皮が引っ張られてひとつながりのフェイスラインにも負荷がかかり、リフトアップにアプローチできるため。
またブラッシングは頭皮の毛穴を刺激して皮脂を分泌し、うるおいを補ったりブラシの動きで毛先までに皮脂が下りてしっとりツヤのあるコンディションに整いますよ。
眠る前の追いクリームでスペシャルケアを
夜になっても暑さが静まらない時は、睡眠中もエアコンを使うことがあるでしょう。
睡眠時のエアコン使用でお肌のうるおいが奪われないよう、眠る前はもう一度クリームを使った追いケアをして、集中的に栄養を補って眠りにつくようにしましょう。
おわりに
髪とお肌のダメージの原因になりやすいエアコンでも、上手な使い方とケアの併用でうるおいを逃がさないコンディションに整えることができます。
本格的な暑い季節が来る前にエアコンの上手な使い方、ダメージレスのケアをしっかりと押さえて、うるおいに満ちた美髪・美肌を維持していきましょうね!