「空気が乾燥する、寒い季節になると決まってお肌トラブルが起こる…」
冬特有のお肌トラブルに悩み、そもそもの原因や正しく最適なスキンケア方法がわからないと感じていませんか？
湿度が低く空気が乾燥しやすい季節は、お肌にとっても厳しい環境のためこれまでには見られなかったトラブルが併発する心配も…。
今回は空気の乾燥が気になる季節にお肌にどんな悪影響があるのか、うるおい美肌を取り戻すスキンケアのポイントを詳しくお伝えしていきたいと思います。
空気が乾燥する季節。お肌にはどんな影響がある？
湿度が低く空気が乾燥する冬ならではの気候は、あらゆるお肌トラブルの原因となってしまうと言っても過言ではありません。
空気の乾燥は美肌の要となるうるおいや栄養が失われてしまうため、主に以下のようなトラブルが出やすくなります。
この季節特有のお肌トラブルや影響、原因を詳しく見ていきましょう。
バリア機能の低下
普段から頻繁に見聞きすることが多いバリア機能は、紫外線やお肌にかかる摩擦、刺激を跳ね返すお肌に備わった組織のことを言います。
バリア機能は角質層にたっぷりのうるおい・栄養が満ちていることで作用を高めるため、乾燥が著しいこの季節は水分が奪われてバリア機能が低下してしまいます。
そしてバリア機能は、
- 皮膚の表面を覆う天然の保湿クリーム“皮脂”
- 角質層に水分を集めて溜め込む“NMN(天然保湿因子)”
- 角質間に存在し皮膚の内側から水分を与えていく“セラミド”
の3つで構成されています。
空気の乾燥はバリア機能３つのゆらぎにつながることでカサカサ乾燥肌、ちょっとの刺激にも揺らぐ敏感肌に変わりやすくなるのです。
シワやたるみができやすくなる
女性の見た目の印象を老けて見せてしまうシワやたるみ。
空気が乾燥しやすい季節にお肌のうるおいが失われると、シワやたるみの原因にもつながってしまいます。
その理由は、お肌に保持されているうるおいが角質と角質、皮膚組織同士をつなぎとめて皮膚のハリをキープするため。
空気の乾燥で栄養やうるおいが不足したお肌は、皮膚や角質の間と間を水分や栄養で埋めることができず、皮膚が垂れ下がったようになりシワやたるみにつながってしまうのです。
シミやくすみの原因になる
空気の乾燥はお肌のうるおい不足ばかりではなく、シミやくすみの原因になることもあるんです。
シミやくすみは、寒い季節でも変わらずに注ぐ紫外線が原因ですが、空気が乾燥しうるおいや栄養が奪われていると、バリア機能の低下で紫外線を跳ね返す作用が弱まってしまいます。
すると紫外線を跳ね返せず、シミのもととなるメラニン色素がどんどんお肌の内部に蓄積して、どんよりとしたくすみや広範囲のシミができやすくなるんですよ。
空気が乾燥しやすい季節。どんなスキンケアが必要？
空気の乾燥が特に著しいこの季節は、ありとあらゆるお肌トラブルが起こりやすくなるんですね。
空気の乾燥によるお肌のトラブルをリセットし、たっぷりのうるおいと栄養でお肌を満たすために、必要なスキンケアを詳しくまとめてみました。
表情筋を鍛えること
顔に20も存在している表情筋は、水分を集めて保持する役割があると言われています。
空気が乾燥し、冷えも著しいこの季節は、表情筋も凝り固まって血流が悪くなり、この組織が持つ水分を集めて保水する作用が低下しやすい傾向に。
表情筋を鍛えて保水力を高めるために、
・EMSやRFといった表情筋に刺激を与える美顔器を使う
・定期的にエステのフェイスマッサージを受ける
・食事中は咀嚼を意識する
・積極的にカラダを動かす
という工夫をプラスしてみましょう。
お肌はボディに比べると筋肉に栄養を運ぶ血管が細いため、乾燥や冷えが気になる季節は血流が悪くなって表情筋が栄養不足になりやすいと言えます。
日頃から表情筋を鍛えておくことは、保水とリフトアップの両方にアプローチできますよ。
ミスト化粧水でうるおいチャージ
乾燥が気になる季節は、ヒーターのフル稼働で水分が不足しお肌の角質が固くなり、トラブル修復作用のあるターンオーバーも乱れてしまいます。
1秒たりともお肌を乾燥させないために、普段からミストタイプの化粧水を常備してうるおいをこまめに補うようにしましょう。
メイク中でも使えて、粒子が細かいことで時短でお肌にうるおいをチャージできます。
ホットタオルの温感ケア
寒さと空気の乾燥が気になる季節は、お肌を冷やさないようにすることもうるおいと栄養をキープするポイントに。
また毎回のスキンケアはホットタオルでお肌を温めてからお手入れするとうるおいや栄養の浸透を助けるため、お肌の冷えにも気を配るようにしましょう。
おわりに
肌質の低下やシミ、シワと気になるお肌悩みの原因となってしまう空気の乾燥や冷え。
表情筋を鍛える＋ミスト化粧水＋お肌の温活を心がけて、乾燥や冷えに負けない丈夫な肌質を目指していきましょうね。
