生理中に甘いものがやめられない…原因と対処を知って健康管理を！

生理前や生理中になると決まって甘いものが食べたくなり、ついつい食べ過ぎてお肌のトラブルやむくみ、栄養バランスの乱れに罪悪感を抱いた経験はありませんか？

生理中は心身ともにホルモンバランスの乱れの影響を受けるため、いつもよりも無性に甘いものが食べたくなり、コントロールが難しいと悩む女性が少なくはないよう。

今回は生理中に甘いものを食べ過ぎて肌荒れやむくみ、栄養バランスの乱れが気になる女性に向けて、原因や食べても問題がない甘いものを詳しくお伝えします。

生理中に甘いものが食べたくなる…！その原因とは？

普段よりも甘いものが無性に食べたくなる生理中、どんな原因があるのでしょうか？

生理中に甘いものがやめられない原因を知っておくと、これまでよりもセーブする気持ちが高まり、肌荒れやむくみ、栄養バランスの乱れがケアできるようになるはず。

生理期間に甘いものがやめられない、詳しい原因を見ていきましょう。

生理前や生理中は、ホルモンバランスの影響を受けて心身のコンディションが悪くなったり、イライラ・もやもやが続いてしまうものですよね。

この期間に甘いものが無性に食べたくなり、ついやめられなくなってしまうのはストレスのある時に甘いものを食べると、一時的に幸せホルモンの分泌が活性してイライラやモヤモヤをリセットできるからなんです。

カラダや脳が、「生理中のイライラやモヤモヤを甘いものが解決してくれる」とインプットしているため、つい甘いものに手が伸び食べるのをやめられなくなってしまうのです。

生理中に甘いものがやめられなくなってしまうのは、血糖値が低い状態にあることでエネルギー不足を感じ、エネルギーを補おうとする生理的な行動。

生理中はホルモンバランスの乱れによってプロゲステロンが優位になり、このホルモンは血糖値上昇を抑えるインスリンホルモンの分泌を促します。

すると血糖値が低い状態になってスタミナ不足を感じ、甘いものでエネルギーを補おうとついついたくさん摂り過ぎてしまうのです。

甘いものがやめられなくなり長時間繰り返し食べてしまう、そんな生理期間を過ごしていると、美容・健康・ダイエットとすべての要素に良くない影響が出てしまいます。

まず美容への影響が肌荒れや糖化現象。

甘いものを摂り過ぎることで皮膚の健康を守るビタミンB群が消費され、肌荒れや大人ニキビにつながってしまいます。

また糖質が体内で余ったタンパク質と結びつき、肌細胞を攻撃するAGEsが大量に作られるため、肌が老化しシワやシミ、くすみなどが出やすくなるリスクが。

さらに糖質は摂り過ぎると血管にダメージを与えて血流が悪くなり、ドロドロの質に変わって生活習慣病のリスクにつながることも。

また糖質は脂肪細胞に吸収されて贅肉として蓄積するため、生理中に摂り過ぎると体重増加のおそれが高まってしまうのです。

生理中の甘いものの摂り過ぎにいくつもの悪影響があっても、一気にセーブするのはストレスに感じてしまいますよね。

実は、身近な食べ物の中に生理中でも問題がなく、栄養バランスの良い甘いものがいくつもあるんです。

ここではスイーツの代わりに食べたい、生理中のストレスや栄養バランスの乱れを整える甘いもの、それぞれがおすすめの理由を詳しくご紹介します。

生のフルーツはもちろん、栄養がぎっしり凝縮したドライプルーンは、生理中にこそ摂りたい甘いもの。

生理中は経血によって貧血予防の鉄分も一緒に流れ出てしまうため、この栄養を豊富に含んだプルーンを食べると貧血とストレスケアの両方にアプローチできます。

生理中のどんより感やむくみを緩和する、カリウムも豊富ですよ。

ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なオートミールをベースに、ドライフルーツやナッツなどがミックスされてミューズリー。

牛乳や植物性ミルクと一緒に食べることで甘みが増し、タンパク質も摂れて栄養バランスを整えることができます。

ざくざくした食感に食べ応えがあり、水分をたっぷり含むため少量でも満腹になるおおすすめの食べ物ですよ。

生理中は女性ホルモンのプロゲステロンの影響を受けて、体内に余分な水分が溜まり風邪を引いたようなぞくぞく・ざわざわとした寒気を感じることがあります。

甘酒は甘いものを摂りたくなる生理中のイライラはもちろん、寒気を緩和してカラダを温め、アミノ酸などの栄養がエネルギーチャージに一役買ってくれます。

さらに美肌効果が期待できるコウジ酸も豊富な、生理中に摂りたい理想のドリンクとなっています。

生理中に食べてもいい甘いものを知った今、罪悪感なくお肌の状態・整った栄養バランスをキープできそうですね。

ストレスを癒す時間も取りながら、デリケートな生理期間をHAPPYに過ごしていきましょう。