年齢を重ねてもエイジングサインの目立たない、理想的な美肌をキープしていくためには、化粧品によるアウターケアばかりではなく、内側からのアプローチも重要。
美肌のインナーケアというと食べ物や栄養摂取のイメージが強いですが、美容にかかわりの深いホルモン分泌も意識しておきたいポイントです。
今回は美肌を育てるホルモン3選とそれぞれの効果や仕組み、増やし方を詳しく解説。
毎日のアウターケアと内側からのホルモン分泌にアプローチして、お肌のキレイを底上げしていきましょう。
美肌を育てるホルモン【3選】役割や効果、その仕組みとは?
食事内容や栄養摂取と同じように、美容に大切なインナーケアとなるホルモン。
普段はあまり意識しないホルモン分泌・バランスですが、崩れるとアウターケアを頑張ってもエイジングサイン・肌トラブルの回復が遅くなるリスクがあります。
ここでは美肌を育てる3つのホルモンがどのような種類なのか、それぞれの役割や効果、その仕組みを詳しく見ていきましょう。
美肌を育てるホルモンその① 成長ホルモン
美肌を育てる代表的なホルモンひとつ目は、「成長ホルモン」。
・ダメージ肌を丈夫で健康的な皮膚に再生する
・皮膚細胞を活性化して水分や栄養を保持する
・肌トラブルの原因、糖質や脂質の分解燃焼を助ける
などの働きがあり、若返りホルモンと呼ばれるほど美容に深くかかわっています。
成長ホルモンの分泌は睡眠後2~3時間の熟睡時、スポーツやトレーニング時に活発になると言われているため、睡眠や運動に気を配ることが分泌を助けるコツになります。
美肌を育てるホルモンその② エストロゲン
美肌を育てるホルモン、ふたつめは女性ホルモンの一種となる「エストロゲン」です。
・お肌の水分、ハリを保つ
・皮脂の過剰な分泌を抑える
・皮膚のハリやツヤの元、コラーゲンを生成する
という働きがあり、美容ホルモンと呼ばれることがあります。
エストロゲンはストレスや加齢、生理や出産、更年期などに一気にホルモンバランスが乱れることで減少・不足する性質が。
生理や出産時などお肌のコンディションが悪くなるのは女性ホルモンバランスのゆらぎにあるため、エストロゲンを増やす食事・生活習慣がポイントになります。
美肌を育てるホルモンその③ メラトニン
美肌を育てるホルモン、3つめにご紹介するのが「メラトニン」で睡眠ホルモンと呼ばれる「セロトニン」が睡眠時に変換して分泌されるホルモンのことを言います。
・優れた抗酸化力で肌細胞の老化進行を食い止める
・老化、肌トラブルの原因、活性酸素から皮膚や細胞を守る
・睡眠の質を深めて成長ホルモン分泌、女性ホルモンのバランスを整える
などの働きがあり、睡眠を助けてお肌の内側から美容に役立つホルモンをコントロールします。
そのため睡眠の質が悪かったりストレスの多い生活をしていると、セロトニン分泌がスムーズにいかないことでメラトニンも作られなくなり、睡眠の質が下がってエイジングサイン・肌トラブルの原因になることがあるのです。
美肌を育てる3つのホルモン|増やし方のポイントは?
日々の化粧品によるアウターケアや食事・栄養摂取と同じように、美肌を育てるために意識しておきたい3つのホルモン。
ここでは美肌を育てる3つのホルモンの増やし方をご紹介します。
成長ホルモンの増やし方
成長ホルモンは年齢を重ねるとともに分泌が減少すると言われています。
この影響をなくして美肌を育てるために、
・適度な運動
・タンパク質摂取
を心がけましょう。
適度な運動は睡眠の200倍もの分泌を助け、タンパク質は成長ホルモン分泌の材料になります。
エストロゲンバランスの整え方
女性ホルモン・美容ホルモンの一種となるエストロゲンは、分泌を増やすというよりもバランスを整えることがうるおい・ハリ・ツヤのある美肌をキープするコツです。
・お腹まわりの温活
・大豆製品を摂る
ことがエストロゲンバランスを整える近道。
エストロゲンは子宮にて作られるため、お腹まわりを温め血流を良くしておくと栄養が行き届きホルモン分泌が安定します。
大豆製品のイソフラボンはエストロゲンと似た働きをしてバランスを整えるため、日々の食事にこまめに取り入れましょう。
メラトニンの増やし方
メラトニンはセロトニンが変換する頃で美肌にアプローチするため、以下のポイントを押さえておくとバランスが安定します。
・朝の適度な日光浴
・トリプトファンを摂る
朝の適度な日光浴によってセロトニンが生成され、夜にメラトニンに変わるサイクルが安定します。
そして玄米やナッツ、乳製品、肉魚に含有が多いトリプトファンは、セロトニンの合成を助ける栄養のためこまめに取り入れることがポイントです。
最後に
お肌の内側からキレイを育む3つのホルモン、それぞれに重要な役割を担っています。
今日からの丁寧なスキンケア・食事や栄養摂取のインナーケアにプラスし、3つのホルモンを増やす習慣にも意識を向け、理想の美肌を目指していきましょう。