美肌は毎日のスキンケアに合わせて、内側から栄養を補うケアが基本ですが、美容に良い栄養というとタンパク質やビタミン群が一般的なイメージですよね。
実は今回フォーカスする「ミネラル」も、美容に欠かせない役割がいくつもあるんです。
ミネラルが美容に良い理由、上手な摂り方をさっそくチェックして、内側から健康的な美肌を育てていきましょう。
美肌にミネラルが良いって本当?摂るべき理由を徹底解説!

ミネラルはどちらかというと、心身のバランスを整える健康効果のイメージが強いため、美容との関係性が結びつかないかもしれません。
ここでは意外に知られていなかった、ミネラル摂取と美容の効果を詳しくお伝えしてみたいと思います。
ターンオーバーの正常化
ダメージ肌を健やかで丈夫な皮膚に入れ替えるターンオーバーですが、年齢を重ねるとともに不安定になり、周期が伸びることでダメージ肌・エイジングサインの目立つ肌が常態化してしまいます。
ミネラルはターンオーバーを促す元となる、角質層のうるおい・栄養保持を担う栄養素。
そのため角質層がたっぷりの水分や栄養を溜めてターンオーバーが正常になり、肌荒れやエイジングサインの修復・再生に働きかけてくれるのです。
バリア機能の強化
頻繁に肌荒れしたり、繰り返し紫外線ダメージの影響を受けてしまうのは、皮膚を外的な刺激から守るバリア機能が低下していることが大きな原因。
ミネラルを摂取すると、バリア機能を高める角質層の水分・栄養が定着することで皮膚が外的な刺激を跳ね返せるようになります。
ミネラルの摂取はさまざまなダメージにゆらぎやすいデリケートな皮膚に、十分なうるおいと栄養を与えてバリア機能を強め、丈夫な肌質づくりをサポートするのです。
シワやたるみをカバー、予防する
実際の年齢よりも老けた印象に見られ、強いコンプレックスに感じやすいシワやたるみ。
ミネラルをしっかりと摂取しておくと、シワやたるみをカバー・予防するコラーゲンの生成が活発になります。
そしてコラーゲンは皮膚にもともと存在するタンパク質の一種で、ミネラルによって合成が活性化し、分解が抑制されていきます。
そのためミネラルを摂取すると同時にコラーゲンも作られ、シワやたるみはもちろん関節の動きがしなやかになる健康効果も期待できるでしょう。
美肌のために摂るべきミネラルは?主な種類と効果を解説!

身近な食べ物にバランスよく含まれているミネラルは、種類によって美容へのアプローチが異なっています。
そのため、いろいろなミネラルをバランスよく補うと美の相乗効果につながり、あらゆる肌トラブル・エイジングサインのカバーや予防につながるメリットが!
ここでは美肌づくりに摂るべきミネラルと、それぞれの効果をお伝えします。
カルシウム
乳製品や魚類に豊富に含まれているカルシウム。
・皮膚を支える土台、骨を育てて皮膚に弾力を与える
・美容の大敵、ストレスを緩和する
という作用がたるみやシワのない、ハリのある美肌に育ててくれます。
マグネシウム
大豆製品や海藻に豊富に含まれているマグネシウム。
・天然の下剤と呼ばれるほどデトックス作用があり肌荒れを防ぐ
・角質に水分を集め、乾燥ダメージを防ぐ
などの役割があり、肌荒れのもととなる老廃物を流しながら、角質に必要な水分を溜めて健康的な皮膚コンディションをキープします。
鉄
プルーンやレバー、ホウレン草や小松菜に含まれている鉄。
・お肌に酸素、栄養を運ぶ丈夫な血液を生成する
・血色感のある、若々しい肌色をキープする
などの美容効果があります。
ただ鉄は女性の場合、生理時に経血で流れてしまうため、常に不足・減少傾向にあり、食生活やサプリメントなどでこまめに補う必要があるでしょう。
亜鉛
肉・魚類とタンパク質を多く含む食べ物に含まれている亜鉛。
・髪、皮膚、頭皮のコンディションを整える
・皮膚の再生、修復を促す
などの役割があり、肌や髪を構成するタンパク質の分解を抑制し、合成しながら肌や髪の健康を守る効果が期待できます。
美肌に必須のミネラル!上手な摂り方は?

美肌に必須のミネラルについて、種類別の上手な摂り方を以下にまとめてみました。
カルシウム | ビタミンCと摂る、食後や夜間に摂ると吸収力が高まる |
マグネシウム | 空腹時の摂取が吸収力アップ |
鉄 | ビタミンCと摂ると吸収が高まる。カフェインが吸収を抑えるため併用しない |
亜鉛 | タンパク質と摂ると相乗効果が高まる |
マルチミネラルなどのサプリメントは、一度に美容に必要なミネラルを効率よく補えるため、食生活での摂取が難しい場合におすすめですよ。
最後に
健康効果のイメージが強かったミネラルですが、意外にも美容に深くかかわっているんですね。
繰り返しの肌荒れやターンオーバーの乱れはミネラル不足・減少が原因のひとつ。
今日からの食事でミネラルをしっかり補い、内側から健康的でダメージに負けない美肌を育てていきましょう。