真夏のように熱い日があるかと思えば、急に冬を感じさせる気温に急低下する日もあり、安定しない気温差にカラダとココロがダメージを受けていませんか?
気温の急激な変化はカラダとメンタルをコントロールする自律神経がダメージを受け、頭痛や頭重、倦怠感やイライラなどいろいろな不調が出やすくなります。
今回は激しい気温差に不調を感じているあなたに向けて、そもそもの原因や心身を適応させるセルフケア方法をご紹介します。
気温差バテに要注意!原因となりやすいタイプは?
暑い日と寒い日が繰り返し訪れ、体調やメンタル管理が難しくなるこの時期…。
気温差があると心身ともに不調が出てしまうのはどうしてなのか、原因と不調を感じやすいタイプをまとめてみました。
気温差バテの原因は「自律神経の乱れ」
比較的健康体で体力にもそれなりに自信があるのに、気温差がある日が続くと決まってバテてしまう…。
そんな不調は「自律神経の乱れ」が関係しています。
自律神経は、
☑暑い日にカラダの余分な熱を放出する「交感神経」
☑寒い日にカラダを冷えから守る「副交感神経」
という、異なる役割を持つ神経がお互いにバランスを取りながら機能しています。
ですが暑い日と寒い日が繰り返して気温や気候が安定しないと、自律神経が対応できずに上記のような働きが低下して、寒さや暑さの影響をダイレクトに受けてしまうのです。
気温差バテに要注意なタイプは?
性別や年代、体質にかかわらずに誰にでも起こり得る気温差バテですが、特に以下のようなチェック点に当てはまる場合は、注意が必要です。
☑ストレス、もやもやなどのメンタル不調がある、抱えやすい
☑体力の低下、疲れが溜まっている
☑運動不足
☑栄養バランスの乱れた食生活
☑睡眠の質が悪い、睡眠時間が少ない
上記のチェックリストに当てはまる部分が多いほど、自律神経へのダメージが強く、心身が抵抗力を失っている状態。
疲れやストレスが溜まっているときほど自律神経が乱れ、気温差による不調が出やすくなるため早めの対策が必要ですよ。
気温差バテに負けない!カラダとココロの抵抗力を高めるには?
暑かったり寒かったりと安定しない気候が続くと、頭痛やめまい、倦怠感などいくつもの不調が重なって、日常生活を過ごす支障になることがあるでしょう。
気温差に負けない、健康的なカラダやココロを育てていくため、すぐにできるセルフケアをまとめてみました。
耳・首・背中を刺激する
気温差による自律神経の乱れでいろいろな不調が出た場合は、耳・首・背中を刺激するマッサージやトレーニングをすることが効果的です。
この理由は、これらの部位に自律神経を調整する神経が集まっているため、刺激を与えると血流が活発になって神経系が整うと考えられています。
・耳や首を回す
・背中を温める、マッサージ機で刺激をかける
・腕を回し、背筋運動をする
などなど、3つの部位に刺激を与えると神経の働きが活発になり、気温差による心身のぐらつきを抑えることができますよ。
心身の疲労をケアする栄養成分を補う
気温差でバテると、カラダの不調ばかりではなく安定しない気候にイライラ・もやもやしてしまいますよね。
そんなカラダとココロの不調は、内側から栄養を補うことでリセットできる、疲労回復・ストレスケア成分を摂ることがおすすめです。
カラダの疲労回復に役立つ栄養成分は、
・魚、肉類、ナッツ類、大豆製品に含まれ疲労感をエネルギーに変える「ビタミンB群」
・疲労物質、老廃物の排出を促し、緑黄色野菜に豊富な「ビタミンE」
が特におすすめ。
代わって気温差によるストレスやもやもやには、
・ストレスを解放しリラックスさせる、トマトやバナナに多い「GABA」
・前向きなメンタル、ストレス耐性を強化し、大豆製品に豊富な「トリプトファン」
が効果的です。
上記のメンタルケア成分は、幸せホルモンのセロトニンの材料になり、このホルモンは夜間に睡眠の質を深めるメラトニンに変換されます。
睡眠の質が深まれば、気温差バテによる身体的・精神的ダメージをリセットでき、カラダとココロの元気と健康が取り戻せるでしょう。
積極的に身体を動かすこと
☑一駅歩いてみる
☑テレビを見ながらかかと上げ
☑意識的に腹筋をへこます
☑階段を使う
などなど、積極的にカラダを動かすことは自律神経の訓練につながります。
カラダを動かしている時は交感神経への刺激に、運動後の休息で副交感神経が刺激され、双方のバランスが自然に整っていきます。
交感神経はやる気、副交感神経はストレスの解放という役割を持つため、運動で自律神経が刺激されると快活さとストレスフリーの、理想的なコンディションに整っていくでしょう。
最後に
まだまだ長く続きそうな気温差も、お伝えした対策を知っておけば安心ですね。
気温差バテによる不調を早めにリセットすべく、食事・運動・ストレスケアに重点を置いて、本来の健康を取り戻していきましょう。