風が強く吹く日、湿気が多い日は、キレイに前髪のスタイリングをしてもあっという間に崩れてストレスを感じてしまいますよね。
前髪の流れやフォルムは、雰囲気や顔立ちの印象を左右するため、いつも崩れないスタイルをキープしておきたいところ。
そこで今回は、前髪の種類別に見る崩れないスタイリング術を徹底解説!
さらに、前髪崩れの意外に気づけなかった原因を詳しくお伝えします。
前髪があっという間に崩れる…その原因は何?
キレイにまとめてスタイリングした前髪なのに、知らず知らずの内に乱れて多方向に髪が流れてしまっている…。
そんなトラブルは、元の前髪フォルムに直す手間暇がかかり、クセやうねりも気になってしまいますよね。
では、まとめたつもりの前髪がすぐに崩れるのはどうしてなのか、よくある原因を見ていきましょう。
しっとり系トリートメントによるもの
かっちりと前髪スタイルに整えたはずなのに、なぜかいつも崩れてしまう…。
そんな悩みはもしかすると、しっとり系のトリートメントを使っていることが原因かも?
インバス・アウトバスにかかわらずしっとり系のトリートメントは、髪にたっぷりの水分や栄養を与えてボリュームを抑える働きがあります。
そのため、風や湿度の影響を受けるとさらに髪に余分な湿気や水分が絡みつき、髪が重くなって崩れたりぺたんこの前髪に変わってしまうことがあるのです。
クセやうねり、分け目の固定によるもの
前髪のスタイリングが気付くと崩れてしまっているのは、もともとのクセやうねり、同じ分け目にしていることが原因かも。
クセやうねりを補正せず、さらには同じ分け目で前髪をスタイリングしていると、もともとそのカタチに、髪の流れが形状記憶的に定着しているため、風や湿気の影響を受けやすくなります。
キレイに前髪をまとめたつもりでも、形状記憶的に定着した前髪が、風や湿気、しっとり系トリートメントの影響を受けて本来の位置や流れに戻ろうとし、崩れやクセ、うねりが目立ってしまうのです…。
前髪崩れにもう悩まない!種類別の崩れないスタイリング術
やっかいな前髪崩れを未然に予防すべく、女性に特に人気の前髪スタイル別の崩れないキープ術をご紹介します。
いろいろな前髪スタイルを楽しめるよう、種類ごとのポイントと注意点をぜひ参考にしてくださいね♪
事前準備
前髪のスタイルにかかわらず、崩れを防ぐためには前髪のクセやうねりを直しておくことがポイント。
・寝ぐせ直しミスト
・霧吹き
・コームやブラシ
・ドライヤー
を用意し、クセやうねりのある部分にミストや霧吹きをかけたら、コームやブラシでまっすぐに伸ばしながらドライヤーをかけましょう。
さらに、いつもとは違う分け目にしてみることで、形状記憶的に定着した前髪のクセ、うねりをリセットし、いろいろな方向にアレンジできる質感に整います。
この流れで前髪がストレートに補正でき、崩れ防止の事前準備が整いますよ。
シースルーバングのスタイリング術
前髪を薄めに下ろしてスタイリングするシースルーバングは、下ろす前髪が少ない分崩れやすいデメリットがあります。
☑ソフトに固まるヘアスプレーを準備
☑根元から中間にかけてスプレーを塗布
してスタイリングすると、崩れやすい根元や中間の前髪をかっちりまとめ、毛先に向かって流れるようなふんわり感を活かすことができます。
横分け前髪のスタイリング術
女性に特に人気の横分け前髪は、湿気や風の影響を受けると多方向に髪が乱れやすいデメリットが…。
☑マットタイプのヘアワックスを準備
☑横分けにした前髪の束を作る
☑束状にした前髪に、横分けしながらワックスを馴染ませる
というスタイリングで、前髪の横に流れるフォルムがキープできます。
マットタイプのヘアワックスを使うことで、スタイリング剤あるあるのべたつきやテカリも気になりませんよ。
厚めバングスのスタイリング術
若々しく小顔に見える厚めバングスは、髪を厚くおろしている分、一度崩れるとあちこちに髪が乱れて印象がガラリと変わってしまいます。
そんなトラブルを避けるために、厚めバングスは以下のポイントを押さえたスタイリングをマスターしておきましょう。
☑ソフトに固まるタイプのヘアムースを用意
☑髪の中間から毛先にかけて、気持ち多めの量を馴染ませる
☑かっちりさせたい場合はコームを前髪全体に当てて20秒ほどキープ
☑ふんわりさせたい場合はカールブラシで前髪の内側から入れ込み、スライドさせる
厚めバングはかっちり・ふんわり系とアレンジの幅が広いため、ブラシやコームを使い分けてスタイリングすると、崩れにくいフォルムに整いますよ。
おわりに
ストレスに感じやすい前髪崩れも、スタイル別の崩れないキープ術を押さえておくことで安心!
今回のコラムをきっかけに、スタイル別の崩れないセット方法をさっそく押さえて、いつも魅力的な前髪スタイリングを楽しんでいきましょう◎