温かい日が続いたかと思えば一気に冬のような寒さになる、気温差が激しい日は心身の不調だけではなく、実は肌ダメージにもつながると言われています。
不安定な気候に限って肌質が安定しないと悩んでいる方は、必要なスキンケアやそもそもの原因を理解しておくことが大切。
そこで今回は、気温差が肌トラブルの原因になる理由、丈夫な美肌を育てる正しいスキンケア術をわかりやすくご紹介します。
気温差が肌トラブルの原因に!?理由や関係性を解説!
温かく過ごしやすい1日を過ごしたかと思えば、翌日には一気に気温が下がって心身ともに追い付けず、肌ダメージも出やすくなっている…。
気温差と肌ダメージの関係性を知っておくと、必要なスキンケアがイメージしやすくなって丈夫な美肌に早めに近づける可能性が。
ここではさっそく、気温差があると肌トラブルが出やすい原因、仕組みを見ていきましょう。
ホルモンバランスの乱れによるもの
肌コンディションを左右する、美容にかかわりの深いホルモンバランス。
気温差が激しいと自律神経が乱れ、連動・相互作用のあるホルモンバランスも同時に不安定になってしまいます。
ホルモンバランスはそもそも、
☑肌の水分量を保つ「エストロゲン」
☑肌の油分量を保つ「プロゲステロン」
のふたつから成り立っています。
気温差によって自律神経が乱れて同時にホルモンバランスが乱れると、上記のような作用が活きなくなり、カサカサ・べたべたな肌トラブルを繰り返してしまうのです。
肌悩みに必要な栄養を補えていない
気温差による肌トラブルを丈夫な美肌に変えていくためには、肌悩みに合った成分・栄養配合のコスメを正しく使い分けることが重要。
べたつきやテカリが気になるのに保湿にチカラを入れてしまっては、余分な皮脂を収れんする栄養が不足するため、余計にダメージが悪化してしまいます。
肌荒れ、乾燥、べたつきなど気温の差によって肌ダメージもコロコロ変わることがあります。
そのため、都度悩みに沿ったスキンケアをしていないと、気温差が原因の肌ダメージに必要な栄養が補えず、肌の不調が長期化してしまうのです。
バリア機能の低下によるもの
気温差があっても、その影響を受けずにいつも健やかな美肌を保つ女性、意外に少なくありません。
その理由は、バリア機能が安定していることで気温差ダメージを跳ね返してしまうことができるため。
バリア機能は角質層にたっぷりのうるおい、栄養が満ちて機能を最大限に発揮しますが、
☑ストレス
☑不規則な生活習慣
☑睡眠不足
☑栄養バランスの乱れ
などの影響を受けると肌の栄養・水分が満ちないことで気温差ダメージを肌がダイレクトに受け、乾燥やべたつき、肌荒れなどにつながってしまうのです。
気温差に負けない丈夫な肌づくり!必要なスキンケアは?
気温差は季節の変わり目になると必ずと言っていいほど生じ、自身でのコントロールが難しいため、早めに気温差に負けない肌づくりが重要。
ここでは気温差の影響を跳ね返す、丈夫な美肌づくりに欠かせないスキンケア方法を集めてみました。
生活・睡眠・食事を整える
気温差が原因の肌ダメージは、自律神経の乱れの影響を受けて、水分や油分バランスをコントロールする女性ホルモンのゆらぎが深くかかわっています。
女性ホルモンのバランスは、
・決まった時間の就寝、起床、食事の「規則正しい生活習慣」
・すんなり寝つけて熟睡し、朝にすっきり起床できる「質の良い睡眠」
・忙しい中でも適宜休息する「リラックス時間の確保」
・主食、主菜、副菜のバランスが整った「栄養バランスの良い食生活」
という、美容や健康の基本となる要素で整うため、自身の生活・睡眠・食事内容の見直し改善から始めてみましょう。
肌悩みに応じたコスメを複数常備
べたついたりカサついたり、いきなり肌が荒れたりと気温が不安定だと肌質も安定しないことがあります。
丈夫な美肌は都度必要な栄養を肌に補うことが基本のため、保湿や皮脂ケア、肌荒れケアと肌悩みに応じたコスメを複数常備しておきましょう。
気温差で生じやすい肌ダメージに合ったコスメを使い分けておくと、その都度必要な栄養をお肌に与えられるので、気温差の影響を跳ね返すことにつながりますよ。
バリア機能アップのスキンケア
気温差の影響を跳ね返すバリア機能は、角質層の保湿が欠かせないポイントに。
セラミドやNMFといった成分は角質層の水分保持に作用するため、コスメを選ぶ際に気をつけてチェックしておきましょう。
肌荒れ、皮脂テカリも実は乾燥が一因のため、肌を乾燥させないようお出かけ先や職場でも、ミストなどを用いて保湿を徹底してくださいね。
おわりに
著しい気温差はこれからも頻繁に生じるため、肌への悪影響を考慮して早めの準備が必要◎
気温差があってもベストなコンディションをキープした美肌を目指すべく、スキンケアや生活、睡眠リズムを振り返ってみてくださいね。