クリスマスや忘年会、新年会とイベントが重なるこの季節、お酒を飲む機会も増えてくることでしょう。
イベントシーズンは気分が解放的になることでついついお酒を飲み過ぎ、二日酔いで心身ともに不調を感じることが少なくはないはず。
二日酔いになると、頭痛や吐き気、倦怠感など一度にいろいろな不調が出るので、なってしまった際の対処を知っておきたいですよね。
今回はイベントで飲み過ぎてしまった際の対処法、二日酔い対策をわかりやすくご紹介します。
二日酔いになってしまうのはナゼ？根本的な原因！
お酒を飲み過ぎてしまっても、翌日元気でいられる人もいれば、いつもよりちょっと飲み過ぎただけでも二日酔いになってしまうタイプもあり、その差がどこにあるのか気になるところではないでしょうか？
二日酔いになってしまうのは、お酒を飲み過ぎてしまうことやアルコールが肝臓に負担をかけて、肝臓の機能低下が関係しています。
肝臓には、お酒で摂ったアルコールを分解する役割があるのですが、飲み過ぎてしまうことで分解の役割が追い付けず、体内にアルコールが残ってしまいます。
そして、アセドアルデヒドという毒性のある物質が体内に強く残り、頭痛やもたれ、むかつきや倦怠感などのいろいろな二日酔い症状が出てしまうのです。
イベントシーズンの二日酔いに注意！トラブル別の対処法を解説
二日酔いでもたれやむかつき、全身の倦怠感やひどい頭痛に悩まされると、せっかくのイベントシーズンを楽しく過ごせず、健康や栄養バランスの状態にも悪い影響が出てしまいます。
ここではイベントシーズンの飲み過ぎで二日酔いになってしまった際に、症状別に見る安心の対処法をまとめてみました。
カラダとココロが二日酔いのトラブルから解放される、効果的な対処法をぜひ押さえておいてくださいね。
頭痛の対処法
二日酔いの頭痛は、頭が締め付けられるような痛みを感じやすい傾向にあります。
このトラブルを緩和するためには、
☑頭や目もとを冷やす
☑光の刺激を避け、薄暗い場所で安静にする
☑水分、クエン酸、アミノ酸を摂取する
ことの3つを意識してみましょう。
目元や頭は神経や血管が細かに張り巡らされているため、一時的に冷やすことで傷みの原因、炎症状態にある血管を収縮させ、痛みの緩和にアプローチできます。
光の刺激が頭痛を強くするケースがあるため、薄暗い静かな場所でゆっくりと過ごしてみましょう。
さらに、水分補給・酸味のある食べ物に含まれるクエン酸・アミノ酸は、頭痛の原因となるブドウ酸を分解し、頭をすっきりさせることができますよ。
もたれ、むかつきの対処法
二日酔いにおける典型的な症状でもある、もたれやむかつきのトラブル。
☑麦茶、ほうじ茶などで水分補給をする
☑塩分とビタミンを補給する
☑無理に食事を摂らず、胃腸を休める
といった対処法を心がけてみましょう。
麦茶やほうじ茶などは、胃腸を温めて血流を良くするため、胃腸本来の機能を取り戻す効果が期待できます。
塩分にゃビタミン群を含む野菜ジュース、みそ汁などを摂るようにすると、肝臓の解毒やアルコール代謝を助け、二日酔いの原因になるアセドアルデヒドの影響が緩和していきます。
もたれやむかつきは胃腸が飲み過ぎ・食べ過ぎによって負担を受けている状態のため、しばらくは固形物を口にせず、水分のみで休息させることが大切ですよ。
全身の重だるさの対処法
イベントシーズンにお酒を飲み過ぎて二日酔い、カラダが鉛のように重いと感じてしまったら、
☑L-システインの摂取
☑ぬるめのお風呂でリラックス
☑ビタミン群の摂取
を心がけてみましょう。
ビタミン剤などに含有が多いL-システインは、二日酔いの倦怠感の原因となる有害物質・アセドアルデヒドを分解する作用があります。
またぬるめの湯温のお風呂でリラックスしてみることも、体温上昇・発汗作用によるデトックスで、疲労物質の排出にアプローチできます。
ビタミン群の摂取は、疲労回復や代謝UP、血行促進など二日酔いの際に摂りたい栄養成分でもあるため、マルチビタミンのサプリメントを常備しておくと安心ですよ。
二日酔い予防のための3原則！
楽しく健康的なイベントシーズンを過ごすべく、
- 飲酒時は水とタンパク質をセットで
- 市販薬の準備
- どのお酒も適量を心がける
ことが大事。
水とタンパク質を含むおつまみをセットで補うことで、アルコールによる胃腸や肝臓への負担を和らげることができます。
もたれや頭痛薬を常備しておけば、万が一のトラブルにも悪化する前に対処で着て安心。
お酒の種類別の適量は、以下が目安となっているため二日酔い予防に役立ててくださいね。
・ワイン／小グラス2杯の200ml
・ビール／500mlの1缶
・焼酎／100ml
・ウィスキー／60mlダブル
・日本酒／1合弱
・チューハイ／350mlを1缶程度
おわりに
一年に一度の大イベントでもあるクリスマスや忘年会、新年会ですので、楽しく美味しいアルコールやグルメを楽しみたいですよね。 万が一飲みすぎて二日酔いになってしまった際の対処を今から把握して、楽しく健康的なイベントシーズンを過ごしていきましょう。
