メイクオフに必ず使うクレンジング剤は、「乳化」というほんのちょっとのひと手間をプラスするだけで、キレイな肌質を目指すことができるんです。
今回はクレンジング剤の乳化がどんな美容法なのか、気になる効果の理由や基本のやり方を徹底解説!
いつものクレンジングでカンタンに美肌を目指せる、手軽なやり方と効果の理由をさっそく参考にしてくださいね。
クレンジング剤の「乳化」ってそもそも?

メイクオフ時でクレンジング剤を使う際に、必ず試してほしい「乳化」は、
☑オイル、ジェル、ミルクとクレンジング剤のタイプ問わずに行う
☑すすぎ時に、顔に馴染んだクレンジング剤に少量のぬるま湯を加え乳液状の質感にする
という流れのことを言います。
クレンジング剤のこのひと手間は、有名美容家も美肌づくりのために推奨していたり、美容系雑誌でも頻繁に紹介される、すぐに習慣にすべき美容法となっています。
クレンジング剤を乳化する美容効果は?メカニズムも解説!

肌に馴染んだクレンジング剤に少量のぬるま湯を加えて、乳液状のゆるめのテクスチャーに変える「乳化」ですが、いったいどんな美容効果があるのでしょうか?
クレンジング剤の乳化における美容効果を把握すると、習慣のきっかけになり時短で肌の嬉しい変化に気付ける期待が!
さっそく、クレンジング剤の乳化における美容効果、メカニズムを詳しく見ていきましょう。
肌にうるおいを与える
クレンジング剤を使った後、肌がつっぱるように感じたり乾燥がひどくなる経験がありませんか?
クレンジング剤は洗顔料に比べて、コスメの油分と肌の汚れを落とす洗浄力が強く、使用後のつっぱりや乾燥を感じやすくなります。
クレンジング剤の乳化は、水分が加わることで肌にうるおいを与えながらすすぐことができ、洗いあがりのつっぱりや乾燥予防に効果的です。
乳化したクレンジング剤の質感は、エモリエント作用のように肌にうるおいを与え水分にフタをするため、しっとりとした仕上がりに整うのです。
毛穴汚れをキレイにオフする
クレンジング剤の乳化が注目を集めているのは、毛穴汚れをオフする効果に優れているため。
クレンジング剤を乳化し、ややゆるめのテクスチャーに変わると、質感がやわらかくなっていることで毛穴の奥に入り込み、汚れを吸着してキレイに洗い流すことができます。
毛穴の汚れはくすみや肌荒れ、ニキビにもつながるため、乳化したクレンジング剤はトーンアップや肌を清潔に保つ効果も期待できるでしょう。
敏感肌、ゆらぎ肌にやさしい
オイルやジェルなどのクレンジング剤を乳化しないままに洗い流そうとすると、テクスチャーが硬いためすすぎに時間がかかり、その分肌への摩擦や刺激につながってしまいます。
肌への摩擦や刺激は、シミやくすみの元となるメラニン色素の生成や肌荒れの原因になるため要注意。
クレンジング剤の乳化は、質感がゆるくなることですすぎがスムーズになり、皮膚に摩擦や刺激を与えないため、乾燥・ゆらぎ肌にやさしいクレンジングができるのです。
クレンジング剤の乳化で美肌に!基本のやり方と注意点を解説

クレンジング時のほんのひと手間、乳化について、美容効果を実感する基本のやり方と注意点をご紹介します。
乳化クレンジング前の準備
乳化クレンジングをする前は、手肌を石鹸で丁寧に洗い、清潔に整えておくことが大切です。
また、実際に肌にクレンジング剤をのせる場合は、500円玉硬貨大の「多めの量」がおすすめです。
この理由は、クレンジングをたっぷりとることで肌への摩擦を抑えることができます。
また、クレンジング剤の乳化で質感がゆるくなっても、量が多い分肌全体にまんべんなく馴染み、美容効果実感につながりますよ。
Step①クレンジング剤でメイク汚れを浮かす
肌にメイク汚れが残っていると、乳化しても汚れが残って肌荒れや角質詰まりの原因になるため、メイクオフを丁寧にしっかりしておくようにしましょう。
Step②手のひらに少量のぬるま湯を取る
手の平に少量のぬるま湯を取ったら、肌に残ったクレンジング剤に当てて乳液状の質感に変えていきます。
決してごしごし擦らず、おでこや頬、アゴなどパーツひとつずつを丁寧に乳化させていきましょう。
毛穴やくすみの気になるパーツは、指の腹を使ってやさしくマッサージすることが効果的です。
Step③しっかり丁寧に洗い流す
肌に馴染んでいたクレンジング剤が全体的に乳化できたら、ぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。
肌に乳化したクレンジングが残っていると、かゆみや肌荒れの原因になってしまうため、鏡を見ながら丁寧にすすぎ、洗い残しがないか確認することがおすすめですよ。
おわりに
毎日のメイクオフに欠かせないクレンジング剤の乳化は、負担なく手軽に実践・継続できるため、時短での美肌効果につながるはず!
今日からのクレンジング剤乳化をさっそく習慣にして、しっとり健康的な美肌を目指していきましょう。