厳しい寒さがやわらぎ、過ごしやすさを感じるような春でも、イライラやモヤモヤなどメンタル面の不調に悩む女性が少なくはないよう。
春ならではのメンタル不調の原因、対処を押さえておかないと、仕事や趣味の支障になってしまうため注意が必要です。
今回は春にメンタル面の不調が出やすい原因と、穏やかな心身を取り戻す過ごし方や考え方、摂りたい栄養を詳しく解説!
春を明るく元気に、健康的に過ごすためのヒントをぜひ参考にしてくださいね。
春にメンタルの不調が出てしまうのはナゼ?3つの原因を解説

過ごしやすさを感じて穏やかに過ごせそうな春なのに、なぜイライラやモヤモヤを頻繁に感じてしまうのでしょうか?
春にメンタル面が崩れやすい、3つの原因を詳しく見ていきましょう。
原因その① 新生活のスタートによる環境の変化
春にいつも以上にイライラやモヤモヤのメンタル不調を感じてしまうのは、新生活のスタートによる環境の変化が関係しています。
春の新生活のスタートは、仕事やプライベート、家庭内と自分の環境はもちろん身近な人の環境も変わり、それに合わせて生活スタイルに変化が出るようになります。
環境や生活の変化は、慣れるまでに心身に負担がかかり疲弊してしまうことでイライラやモヤモヤといった不調が出やすくなるのです。
原因その② 不安定な気候によるもの
春にいつも以上にイライラやモヤモヤが出やすいのは、この時期ならではの不安定な気候が関係しています。
基本的に過ごしやすく温かな日が多い春ですが、冬を感じさせるような寒い日もチラホラとあるのが通常。
不安定な気候は、メンタル面をコントロールし、以下のような働きを持つ自律神経を乱してしまいます。
☑交感神経:やる気、集中力を高める
☑副交感神経:心身をストレスから解放させ、リラックスを促す
気温の急激な変動で上記の自律神経のバランスが崩れると、やる気が出ない、リラックスできないといった不調が出て身体的なトラブルにもつながってしまうのです。
原因その③ 花粉の影響によるもの
春にイライラやモヤモヤが出やすいのは、この時期一気に飛散量が増える、花粉も影響しています。
花粉が鼻や喉、目の粘膜に付着すると、異物を察知した免疫力が過度に反応し、血管を拡げて炎症やアレルギー反応を起こしてしまいます。
グズグズやムズムズ、ヒリヒリと花粉は一度にいろいろな不調を引き起こしてしまうため、ストレスを強く感じてしまいます。
すると、心身のバランスをコントロールする自律神経にも影響してバランスを崩すため、やる気が出ず重だるい、眠れないといった不調につながってしまうのです。
春のメンタル不調をリセット。おすすめの過ごし方・考え方

イライラやモヤモヤを感じやすい春は、過ごし方・考え方を変えて工夫してみることがリセットの基本になります。
健康的なメンタルを取り戻す、過ごし方・考え方のコツを見ていきましょう。
忙しくし過ぎないこと
新生活のスタートや環境の変化ですべきことが増える春ですが、忙しくし過ぎは自律神経の消耗となり心身ともに不調が出やすくなります。
仕事・家事において忙しくし過ぎず、ペースを守りながら適宜休息を入れてリフレッシュ、リラックスする時間を設けるようにしましょう。
適度にカラダを動かすこと
10~20分程度で良いので、
・景色を見ながら、音楽を聴きながらの散歩したり
・駅では階段を上り下りしてみる
・デスクワークの合間のストレッチ
などなどなど、適度にカラダを動かすよう心がけてみましょう。
運動はストレスケアに効果的な幸せホルモンの生成、自律神経のバランスを整えることに一役買ってくれます。
そして血行が良くなることで疲労物質が流れると、気持ち的にもすっきりとし、心身が軽やかになって仕事や家事の活力につながりますよ。
睡眠の質に気を配る
寝つきの良さや熟睡感は、ストレスをケアする幸せホルモンの生成、身体的な疲労を軽減する成長ホルモンの分泌につながります。
睡眠の質を高めるためにも、寝室環境を整え、眠気誘発を促す睡眠前の温活を心がけてみましょう。
春のメンタル不調をリセット。摂りたい栄養と含有の多い食べ物

ストレスを感じやすい春でも、旬な食材にはメンタル面をケアする栄養が含まれています。
・日常生活におけるストレスを軽減し、きのこや大豆製品に豊富な「GABA」
・ストレス耐性を強化する幸せホルモンのセロトニンを作る、乳製品に多い「トリプトファン」
・メンタルをコントロールする自律神経のバランスに良い、肉や魚に豊富な「ビタミンB群」
上記の栄養・食べ物を意識的に補い、身体の内側からのメンタルケアを心がけてみましょう。
おわりに
過ごしやすさを感じる春でも、意外にメンタル面の不調が出やすい原因・影響がいくつもあります。
原因に応じたストレスケア、過ごし方や摂りたい栄養を押さえて、明るく元気で健康的な春を過ごしていきましょう。