季節の変わり目や寒暖差、花粉などの影響で出やすいゆらぎ肌は、バリア機能を高める保湿が基本ですが、症状別に見ると必要なケアに細かな違いがあるんです。
ゆらぎ肌のいろいろな症状に合わせたスキンケア、対処が正しくできていると、早めの健やか肌を目指すことにつながります。
今回はカサカサやヒリヒリ、赤みなどゆらぎ肌の症状別に見る正しいスキンケア、対処をわかりやすくご紹介します。
ゆらぎ肌に出やすいトラブルと原因について

気候が不安定で新生活のスタートによるストレスもあり、さらには花粉の影響をダイレクトに受けて起こるゆらぎ肌。
この時期あるあるのゆらぎ肌は、出やすいトラブルとそれぞれの原因を知っておくと、いつものスキンケアや日常生活、使用コスメの見直しに役立つはず。
ここでは意外に気づけなかったゆらぎ肌の典型的な症状と原因を見ていきましょう。
カサカサやべたつき
ゆらぎ肌のカサカサやべたつきの両方を繰り返してしまうのは、不安定な気候と花粉の影響によるもの。
カサカサ肌は寒暖差の空気の乾燥、花粉が肌のうるおいを奪うことで生じ、べたべたは一気に気温が上がり、皮脂分泌が活発になることで生じてしまいます。
いつものコスメが肌にしみる
普段は一切の刺激を感じないのに、いつも使っているコスメ使用後にヒリヒリ感が出た場合は、バリア機能が低下しているサイン。
バリア機能は角質の水分によって構成されていますが、ゆらぎ肌の乾燥で角質のうるおいが不足していると、いつものコスメの成分が皮膚の強い刺激になり、ヒリヒリや痛みにつながってしまうのです。
赤みやかゆみ
ゆらぎ肌で赤みやかゆみが出てしまうのは、バリア機能の低下と花粉の影響を受けていることが大きな原因。
まず肌のバリア機能は角質層にたっぷりのうるおいが満ちていることで発揮されるのですが、乾燥していると外的な刺激やダメージをダイレクトに受け、肌が傷つき炎症からの赤みにつながってしまいます。
そしてゆらぎ肌によくあるかゆみは、花粉の付着によってかゆみを催すヒスタミンの影響を受けてしまうことが大きな原因と考えられています。
ゆらぎ肌の症状別に見る正しいスキンケア、対処法

カサカサやかゆみ、赤みなどいろいろな肌トラブルが出やすい、この時期ならではのゆらぎ肌。
気候やメンタル面の状態に左右されない丈夫な肌を育むために、ここではゆらぎ肌の症状別に見る正しい対処を見ていきましょう。
カサつき、べたつきの対処法
ゆらぎ肌に出やすいカサツキの対処法は、「保湿と加湿」がポイントになります。
寒暖差や花粉の影響で肌が水分不足になっているため、保湿成分配合のコスメを使ったり、室内を適度に加湿して乾燥しない肌環境・室内に整えるようにしましょう。
肌の水分の元となるコラーゲンを含むタンパク質や、こまめな水分補給など内側からのケアもカサつきケアの基本。
べたつきの対処法は、「正しい洗顔と保湿」がポイント。
洗顔で余分な皮脂を洗い流し清潔な状態に整えたら、丁寧に保湿をすることで水分・油分のバランスが整い、べたつきの改善・予防につながりますよ。
いつものコスメに刺激を感じた際の対処法
いつものコスメにヒリヒリとした刺激を感じてしまうのは、肌が敏感・乾燥して化粧品成分に過度に反応している状態。
この場合はいったんいつものコスメをお休みして、低刺激・無添加処方の肌にやさしいコスメを使うようにしましょう。
ゆらぎ肌は、季節の変わり目や寒暖差、環境の変化、花粉や黄砂以外にも、生理前・期間中のホルモンバランスの乱れが原因になることがあります。
そのため、低刺激・無添加処方のコスメは常備しておくことがおすすめですよ。
かゆみや赤みの対処法
ゆらぎ肌でかゆみや赤みが出てしまった場合は、やわらかい布を濡らして肌を1~2分程度冷やしてみましょう。
炎症が起こっている肌をピンポイントで冷やし、かゆみや赤みの鎮静につながります。
スキンケアやメイク時に摩擦を与えてしまうと症状がひどくなるため、シンプルなスキンケア・ナチュラルメイクで肌に触れ過ぎないことが大切です。
ゆらぎ肌共通の対処法
ゆらぎ肌の症状にかかわらず、
☑摩擦や刺激を与えない
☑保湿と紫外線対策を徹底する
☑正しい洗顔
の3つが重要。
ゆらぎ肌の摩擦や刺激は症状悪化につながるため、プレスのみを意識したスキンケアを心がけましょう。
保湿と紫外線対策はバリア機能を守るため、ミスト化粧水を使ったり2~3時間おきに日焼け止めを塗り直す対策が重要です。
さらに正しい洗顔で肌が清潔に整っていると、うるおい保持やバリア機能の向上に役立ちます。
おわりに

症状別に見るゆらぎ肌の正しい対策は、紫外線やエアコンのダメージが強くなる、夏に向けての肌質強化にも役立ちます。
ゆらぎ肌対策に良い質の良い睡眠やストレス対策なども並行して、症状別の正しい対処で健康的な肌をキープしていきましょう。